太陽光発電の基礎知識や導入に向けての情報サイト

太陽光発電の運転開始

太陽光発電の運転開始

太陽光

電力会社との契約が終わり系統連係を開始すれば、ついに我が家が発電所になります。発電モニターで、我が家の発電所がどれぐらい発電しているのか確認することもできるようになります。

また、太陽光発電の運転を開始することで光熱費を大幅に節約することもできますが、電気料金メニューを見直したり、オール電化にするとさらに光熱費節約できるようになります。光熱費0も可能となるかもしれませんね。

では、太陽光発電の運転開始についてです。

太陽光発電の操作

日常の操作は不用で、基本的に自動運転になります。太陽電池に日が当たると運転を開始し、日が当たらなくなったら運転を停止します。
運転を開始するには分電盤内のPV分岐ブレーカをONにし、パワーコンディショナの『運転切替スイッチ』を「連系運転」にします。その後はシステムは太陽光が当たると自動的に発電を初め日没後は自動的に運転を停止しますので、日常は「連系運転」の位置で保ち、その都度「停止」に切り替える必要はありません。

また売電、買電も自動的に行ない、長期不在の場合でも余剰電力は電力会社に売電しますので、止める必要はありません。

なお、リモコンは運転状況・発電量・環境貢献モニター等の確認用として利用できます。

運転中の音

パワーコンディショナー

運転時わずかに音がします。また運転開始時には「カチッ」というスイッチ音がしますが、定格運転時の作動音のレベルは約40~50db(デシベル)程度です。エアコンの室外機と同レベルです。
パワ-コンディショナの運転は日中のみの運転となりますので、日中の騒音レベルを考えるとそれほど大きな音ではないと思われますが、人によっては気になる場合があるため、パワ-コンデイショナの設置場所を考慮する必要もあります。

この運転音は、太陽光発電メーカーにより異なります。また、メーカーによってはパワーコンディショナーが室内設置の場合もありますので、販売店などに事前に確認しておくとこをお勧めします。

停電

系統連系システムの場合、停電したときには基本的にシステムも停止しますが、バッテリを備えた独立型の場合は当然影響はありません。
住宅用の太陽光発電システムは、停電時の自立運転機能が標準装備されていますので、停電時も発電量に応じて電気を使うことができます。ただし、自立運転時は停電用コンセントからのみの使用に限られ、家庭内の電化製品がすべて使えるわけではありません。

参考資料:停電・災害時の自立運転コンセントの活用pdf

故障

特別な操作やメンテナンスのいらない太陽光発電ですが、モニターで発電量をチェックするようにしましょう。また、一部モニターに関しては発電量を自動で記録しているものがあります。「発電量が少なくなっていた」、「売電量がゼロになっていた」などのトラブルの兆候を見逃さないためにも、毎月の発電量を確認しておくといいですね。

さらに電気代を節約できる方法を考える

電気料金メニュー

太陽光発電システムの設置で電気代を抑えることができますが、電気料金メニューの見直しやオール電化にする事で、さらに光熱費を節約することができます。

〈電気料金メニューの検討〉
通常、一般家庭での電気契約は、昼間も夜間も電力料金が同じの「従量電灯」になっています。これを、昼間と夜間の料金が異なる「時間帯別電灯」に変更すると、電気代を節約できる場合があります。
「時間帯別電灯」は、昼間は従量電灯料金単価より割高、夜間は割安に設定されているので、割高の昼間は太陽光発電でまかない、夜間は割安の料金で電力を買うことができるためです。
ただし、昼間に電力をたくさん使うライフスタイルだと、かえって電気代が高くなることもあるので注意が必要です。また、電気炊飯器や食器洗い機、洗濯機などの電気機器の使用をタイマーなどを活用して夜間に行うなどの工夫も有効です。

太陽光発電システムは、設置コストに200万円以上かかる高額設備です。コスト回収年数を短くするためには、こういった電気料金節約を意識したり、発電モニターをこまめにチェックして不要なトラブルを早期に解消することも大切ですね。


スポンサードリンク
太陽光発電

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事
No articles