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三洋電機HIT太陽光発電の見積もり

サンヨーHITの見積もり

我が家でも太陽光発電システムの導入を決断し、本格的な見積もり・検討を開始しました。

前回まではシャープと京セラの見積もりを紹介しましたが、今回は、変換効率が高い「三洋電機」で見積もりを依頼した時の内容を紹介します。

太陽光発電システム

三洋に見積もりしてもらうまでの経緯

太陽光発電に導入を本格的に検討し、一番最初に気になったメーカーが三洋のHIT太陽電池でした。

ご存知な方も多いと思いますが、三洋電機製のHITは、設置面積あたり発電量は世界トップクラスで、モジュール変換効率は17%と他社を一歩リードしています。

この「設置面積あたりの発電量が世界トップクラス」という性能により、我が家の寄棟屋根でも、4KWくらい載せられるのでは?と期待が高くなります。また、HITはアモルファスと単結晶のハイブリッドで、温度による効率低下が少ないので他メーカーより発電量が期待できます。

どうせ太陽光発電を設置するのなら、多く発電する太陽電池の方がいいですよね。(その分、価格も高いようですが...。)

こういったHIT太陽電池の特徴から、個人的には最も導入したい太陽電池メーカーです。

という事で、まずは三洋HITを実際に我が家に設置しようとした場合、どれくらいの価格で設置できるのか知るために見積もりしてもらう必要があります。

近くに三洋HITの取り扱い店はないか探してみました。

インターネット、新聞広告、近くの太陽光発電取り扱い店、等いろいろ探してみたのですが...。

三洋の施工代理店が少ないという事や、私が住んでいるところが田舎ということも重なり、自力でみつける事ができません。仕方がないので、三洋電機に問い合わせをし、施工販売店を紹介してもらうようにしました。

三洋電機住宅用太陽光発電システムの「問い合わせフォーム」から近くの代理店を紹介してもらえないかメールで依頼。

こうして三洋電機から紹介してもらった代理店に見積もりをお願いするようになりました。

シャープや京セラはここまでしなくても、代理店をすぐに見つけることができたのですが、三洋は意外とみつからなかったですね。

メーカーに直接紹介してもらった代理店。三洋電機から直接紹介してもらったのですから、結構安く設置できるかも?と、見積もりに大きな期待をしてしまいます。

設置方法の依頼(屋根と裏山)

サンヨーHIT太陽光発電で見積もりしてもらうにあたり、以下のように屋根と裏山の2通りで見積もり依頼しています。

●屋根に太陽電池を載せる場合
我が家の屋根は変形寄棟屋根なので、3面設置という形になります。この場合、発電量は1面設置に比べると若干低下してしまいますが、仕方ないので太陽電池を載せられるだけ載せて見積もりして下さい。と依頼しました。

●裏山に太陽電池を設置する場合
裏山であれば1面設置が可能で、設置方角によっては発電量が期待できます。我が家の裏山に太陽電池を設置する場合、南西向き、太陽電池容量:6kwで考えていますので、三洋には6kw程度で見積もり依頼しました。

私としては1面設置できる裏山に太陽光発電を設置したいのですが...。三洋の見積もり結果次第ですね。

見積もり内容

上記の屋根と裏山で見積もりを依頼しましたが、なかなか回答が出てきません。サンヨー代理店はあまり売る気がないのかな?と思えるような対応でした。

ようやく三洋の見積もりが出てきました。(2週間ほど待たされ、途中連絡は一度もなし。)

かなり、サンヨーで設置する気持ちは薄れてきてしまいましたが、まずは屋根に設置した場合の見積もりです。

  • PV容量:3.78kw
  • システム設置金額:2,708,416円(税込み){71.6万円/kw}
サンヨー3.78kw見積もり詳細

サンヨー3.78kw見積もり

発電予想3.78kw

3.78kw発電予想

まあ、何とか補助金対象範囲内といった見積もりですね。三洋だと70万円を切ることは難しいようです。(営業談)

では、裏山に設置した場合の見積もりです。

  • PV容量:6.3kw
  • システム設置金額:4,387,316円(税込み){69.6万円/kw}
サンヨー6.3kw見積もり

サンヨー6.3kw見積もり

発電予想6.3kw

発電予想6.3kw

PV容量が増えたので、その分だけkw単価が下がりましたが、それでもほぼ70万円/kwです。

さらに裏山に設置しようとした場合、太陽電池モジュールを設置する架台が特注品になります。この特注架台の費用が約60万円かかるそうなので、実際には438万円+60万円で合計498万円となります。

6.3kwの太陽電池を裏山に設置しようとした場合、約500万円必要になるので、私が予定している予算(400万円)をかなりオーバーしてしまいます。

ちょっと三洋での太陽光発電設置は厳しいですね。

値引き交渉の決裂

私の第一希望はサンヨーHITなので、400万以下に抑えられればすぐにでも三洋と契約するつもりです。

見積もり結果は決して高い訳ではありませんが、安くもありません。(6.3kwが400万だと63.5万円/kwなので、サンヨーHITでも無謀な金額ではないと思っています。)

なので、値引き交渉をしてみました。

私:「サンヨーHITの性能からすると、70万円/kwの見積もりは頑張っている方だと思いますが、もうちょっと安くなりませんか?」

営業:「無理ですね。」

私:(考えもせず、即答って、値引き交渉に応じる気は全くなさそうだな...。)

営業:「これ以上は安くする事はできません。どうぞ勘弁してください。」

私:「そうですか...。わかりました。」

大した値引き交渉は行わず、あっさり引いたのですが、今回見積もりして頂いたサンヨーの一次代理店のS社、見積もりを出してくるまでの対応が悪く、三洋電機に「別の違う代理店を紹介して欲しい」とメールを再度送った経緯があります。

また、見積もり依頼してからの回答も遅く2週間ほどかかっていましたので、私の中では、「この代理店ではちょっと不安だな。」と感じていました。

さらに、裏山に設置した場合、特注架台が必要になる訳ですが、「めんどくさい工事になる」という暴言も吐いていた事もあっさり引いた要因です。

大変、残念な結果となってしまったのですが、サンヨーとは今回の見積もり1回のみで終了です。

代理店営業はあまり売る気がなかったのでしょう。太陽光発電を買ってもらうために、少しでもいいアドバイスや提案、価格交渉、HIT製品の売り込みといった事はありませんでした。

もう少し、お客の要望に対し、いい提案を出してもらえれば私としても少しくらい予算オーバーしても考え直す事もできたのですが、仕方ないですね。

まとめ

今回、サンヨーHIT太陽電池を導入するために、サンヨーの代理店を探し、ようやく紹介してもらった代理店だったのですが、見積もりも対応もイマイチで残念な結果となってしまいました。

サンヨーHITは少しくらい他メーカーより高くても導入したい太陽電池だったのですが...。

この時点で、シャープや京セラが見積もりを何度も出しなおし、頑張ってくれていたので「サンヨーはあきらめるか~」という気持ちになっていました。

サンヨーに直接紹介してもらっても必ずしも優良代理店とは限りませんね。

サンヨーの見積もりは今回で終了です。シャープや京セラはまだまだ頑張ってくれていますので、この2社の見積もりを順次紹介していきます。

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