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シャープ太陽光発電の設置場所の検討

シャープでの太陽電池の屋根設置はあきらめる。

屋根瓦への設置

第1回目のシャープの見積もりではお話にならない結果となりましたが、まあ、第1回目は顔見せ程度ということでまだまだ値下げ交渉の余地はありそうです。

初回の見積もりでわかったことは、シャープの太陽電池では我が家の変形寄棟屋根だと2kw程度しか載らない。なので、シャープでは我が家の場合、屋根に設置することはないでしょう。三角モジュールを設置すればもう少し設置容量は増えますが、三角モジュールは発電能力の割りにコストが高いので、設置は考えていません。

したがって、初回の見積もりから我が家ではシャープでの屋根設置はあきらめ、別の場所に設置する方向で検討していく事になります。

今回は、シャープで設置しようとした場合、屋根以外で設置できる場所はないか?を代理店のY氏と検討した内容を紹介します。屋根以外での設置を検討されている方には少しは参考になるかもしれません。

シャープで検討した設置箇所

  • 1.隣の母屋の屋根。
  • 我が家の隣には母屋があり、屋根は切妻で方角は南東とまずまずの好条件です。

  • 2.道路向かいにある倉庫の屋根。
  • 農業機械や農機具を保管してある倉庫が道路を挟んで建っているのですが、この屋根も切妻、南東向きで好条件です。

  • 3.道路向かいにある倉庫の横の空き地。
  • 2と同様の位置に12メートル×3メートルの空き地があり、ここに陸屋根用架台を設置し、太陽電池を設置。ここもなかなかの好条件で、スペースからすると5kw程度であれば設置できそうです。

  • 4.裏山の斜面
  • 我が家の裏には山があり、傾斜角15度程度の斜面があります。スペース的には15メートル×4メートル。南西向きでまずまずの条件です。

    以上の4箇所で太陽光発電システムを設置できないか、シャープ代理店のE社と相談、打ち合わせを幾度となく行っていきました。E社の担当Y氏には何度、我が家まで足を運んでもらったかわからない位ちょくちょく来て頂きました。(多分、20回以上は現場検証や実測のために来られたと思います。)

    同じ太陽光発電を設置するなら、なるべく条件がよくて太陽電池の性能をフルに発揮できる状態で設置したかったので、Y氏にはかなり面倒なお願いをしました。

    では、検討した設置場所について、1から順に結果を紹介しようと思います。

    設置場所についての検討結果

  • 1.隣の母屋の屋根
  • 隣の母屋に屋根はなかなかの好条件でスペース的には10メートル×3メートルはあったので、3kw以上は設置できたと思います。

    まずは、Y氏に、「この、母屋の屋根に設置しようと考えていますが、自宅の屋根でなくても設置可能でしょうか?」と確認してみました。

    Y氏「そうですね。設置はできますが、一度瓦を一枚剥がしてもらって、屋根の下地を確認させてもらえないでしょうか。下地によっては設置できない場合もありますので。」

    このやりとりから、数日後、調査結果の報告を頂きました。

    結果は一応OKでした。

    ただ、瓦がかなり痛んでいるので、パネルを取り付けてもすぐに屋根瓦の葺き替えが必要になるらしく、屋根瓦の葺き替えをしてからパネルの設置をした方が良い。との事でした。

    そのままでも太陽電池を載せられますが、パネルは30年もっても、瓦が30年ももたないとの事で、太陽電池を設置して数年後の瓦葺き替えの際には一度太陽電池を降ろしてからの作業になるので、費用が高くなるようです。ちなみに瓦葺き替え費用は100万円はかかるでしょう。とのことでした。

    太陽光発電システム費用+瓦葺き替え費用100万円は、予算的に無理です。

    なかなかの好条件だったのですが、瓦葺き替え費用の発生により断念しました。

  • 2.道路向かいにある倉庫の屋根
  • 農業機械や農機具を保管してある倉庫が道路を挟んで建っており、ここでもスペース的に3kw以上は設置できそうです。

    この道路を挟んだ位置にある倉庫。我が家からは距離にして100メートル程度離れた場所にあります。この場合、倉庫の屋根に太陽光発電を設置し、我が家まで発電した電気を送るケーブルを繋ぐことは無理なようです。
    ケーブル長さ100メートルは、取り付け工事可能なようですが、道路を挟んだ工事は電力会社(だったと思います)の許可が必要らしく、別途申請したり余分な費用と手間が必要になるそうです。

    また、倉庫で発電した電気を使用するとした場合、電力会社に売電するには倉庫に居住している必要があり、さまざまな書類の手続きが必要になるとの事でした。

    倉庫に太陽光発電を設置しようと思えばできなくはないのですが、いろいろな書類の作成や、申請、登録といった手間と費用が必要になるのでと、自宅で発電した電気を使えないので、倉庫の屋根設置はあきらめました。

    道路を挟まず、さらに自宅から30メートル以内であれば倉庫にも面倒な申請などすることなく太陽光発電を設置することは十分可能です。

  • 3.道路向かいにある倉庫の横の空き地
  • 2と同様の位置に12メートル×3メートルの空き地があり、なかなかの好条件なのですが、2の問題点と同様に、申請・登録の手間、費用の問題などで諦めるしかありませんでした。

    地中を通すという方法も考えたのですが、費用が結構かかるらしいです。

  • 4.裏山の斜面
  • 裏山の斜面

    我が家の裏には山があり、15メートル×4メートルのスペースがあります。この場所であれば、道路を挟むことなく、我が家から5メートル程度の距離なので、2、3での申請・登録の手間、費用といった問題点はありません。

    ここなら設置できそうですが、ひとつ気になっていたのが「メーカーの10年保証」がつかないと補助金がもらえないので、代理店のY氏に相談してみました。

    「確か、国からの補助金の条件にメーカーの10年保証が受けられる事。となっていたと思うのですが、裏山に太陽光発電を設置した場合、シャープの10年保証は受けられますか?」

    「そうですね~。一応、現場の写真を撮って、シャープに10年保証が受けられるか確認してみましょう。」

    これで、何も問題なければ、仮にシャープで設置するようになった場合、裏山設置でいけそうです。

    2~3日してY氏から連絡があり、シャープの回答結果を教えてもらいました。その内容は...

    設置可能で、10年保証もOKです。ただし、太陽電池設置場所に基礎を打ち、その基礎の上にシャープ指定の陸屋根専用架台を使用しての設置である事。との回答でした。

    やっぱり、なにかしら問題がでてきますね。

    裏山の斜面に基礎を打つのは結構大変な作業になるし、費用も結構かかるようです。

    1~3の設置場所に比べると、費用も手間も少なくて済みますが…。とりあえず保留ですね。

    まとめ

    仮にシャープで太陽光発電を設置する場合、屋根での設置はありませんので、設置検討場所の結果から裏山設置が有力候補です。裏山設置であれば余計な費用負担が発生しますが、屋根に設置するより太陽電池の発電能力を存分に使うことができるので、悩み所です。

    現状では保留という形をとっていますが、今後のシャープや京セラとの価格交渉や要望事項の対応により、どうするかを決定していく予定です。

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