太陽光発電のメリットは大きく5つに分類されます。
太陽光発電のメリットは、エネルギー源が無尽蔵で、クリーンであることです。
石油を燃焼させて電気を起こす火力発電のように、発電時にCO2(二酸化炭素)や排気ガスなどの大気汚染物質を発生させることがありません。
また、太陽光発電システムは運転に燃料を必要とせず、燃料費の変動の影響をうけない。
設置する場所や広さに合わせて自由に規模を決めることができるため、一般家庭から大規模施設まで、その施設に合った太陽光発電システムを設置することができます。
騒音や排出物がないので、日射量を確保することができれば設置場所を選びません。屋根や屋上などへの設置のほか、最近ではビルの壁などにも設置することができます。
太陽光発電システムは、可動部分が無いものがほとんどで構造的にシンプルであるため、ほかの発電システムに比べメンテナンスも簡単です。システムの寿命も比較的長く、現在、太陽光発電に用いられる太陽電池の耐用年数は、設置場所にもよりますが、20年以上といわれています。
また、太陽光発電パネルに使われている素体の寿命は半永久的であり、機械・電機部品の交換によるリサイクルが容易という利点もあります。
太陽光発電は、導入するシステムの規模に関係なく発電効率が一定であり、任意の規模で利用できます。
発電のピークが昼間の電力需要ピークと重なっており、ピーク時の電力の削減に効果がある。また、太陽光発電システムは、需要地に近接して設置できるため、送電のコストや損失を低減できます。
分散型電源のため、地震や台風などの災害などで停電した場合でも、パワーコンディショナ(通称パワコン)の自立運転機能により、太陽光さえあれば日照量に応じて発電した電気を非常用電源として使用できます。
また、設置国のエネルギー自給率を向上させることができます。
日中、太陽光を利用して発電した電力は、家庭の電力として使用するので、その間の電気代は無料。また、日照量が少ない曇り、雨、雪の日は優先的に自家発電電力を使用し、足りない分だけ電力会社から電気を買うので、毎月の電気代を効率的に減らすことができます。
太陽電池で発電された電力は、家庭の消費電力として利用されますが、使用しきれずに余った電力は、余剰電力として電力会社へ売ることができ、通常の電気料金とほぼ同じ電力単価で買い取ってもらえます。
東京電力の電力量料金(従量電灯B)
各電力会社の電力量料金単価は使用量によって3段階に分かれていますが、太陽光発電により最も単価の高い日中の電力を補ってくれるため、1ヶ月の使用量を減らすことができます。つまり、1ヶ月の使用量が120kwhまでの最安の電気料金単価になるので、電気料金の削減ができます。
太陽光発電には、多くのメリットがありますね。これだけのメリットがあれば、もっと普及してもいいように思いますが、やはり導入コスト(初期投資費用)の問題が大きいのでしょう。
いいですねぇw