第1回目のシャープの見積もりではお話にならない結果となりましたが、まあ、第1回目は顔見せ程度ということでまだまだ値下げ交渉の余地はありだと考えています。
この第1回目の見積もりではっきりしたことは、シャープの太陽電池では我が家の変形寄棟屋根だと2kw程度しか載りません。なので、シャープでは我が家の場合、屋根に設置することはまずないでしょう。
ということで今回は、シャープの陸屋根用架台を利用し、何回かにわけて太陽光発電システムの見積もり案を出して頂きました。その内容を簡単に紹介します。
まずは、シャープの主力製品のND-160AVを36枚設置した場合の見積もりです。
システム容量:5.76KW
見積もり価格:411.6万円(税込み){71.45万円/KW}
う~ん....。高いですね。
陸屋根用架台は高くなるとは思っていましたが、72万円ということは屋根用架台の約2倍になってます。
WEB対応モニターは別売りで約10万円もするし、400万円を超えてるんじゃ私の予算では設置できません。
ND-160だと価格を下げることは厳しいようなので、1つ前のND-153で見積もり案を出してもらいました。
システム容量:5.51KW
見積もり価格:389.5万円(税込み){70.69万円/KW}
大して安くなってませんね。
やっぱり、架台の72万円とWEB対応モニターの10万円が大きいですね。この案でも我が家では設置することはできませんね。
上記、2案を今回、見積もり案として提案してもらいましたが、我が家の予算では設置することはできませんし、上記のような見積もり価格であれば減価償却に20年以上かかってしまいます。
太陽光発電システムの償却年数シミュレーションを利用して、1kwあたりの発電額を48円にしても16年かかりました。
減価償却年数は固定価格買取期間10年以内にできるのが望ましいですが、最低でもローン返済年数の15年以内には完了したいと考えています。あくまで、理想なのでそう思い通りには行きませんが、今回の見積もり金額では設置はできません。
なので、さらに交渉してもっと値引き交渉をしてみました。その結果が以下のようになります。
システム容量:5.51KW
見積もり価格:360万円(税込み){65.33万円/KW}
かなり安くなりました。
大きく変わった部分は、カラーモニターで約5万円、値引きで約25万円マイナスという結果となっています。
まあ、この金額ならば何とか設置することもできそうですが、基礎工事の費用はこの見積もりの中には含まれていませんので、まだ悩み所ではあります。
おまけで、当初予定していた6kw程度でも見積もりしてもらいました。
システム容量:6.12KW
見積もり価格:392.9万円(税込み){64.2万円/KW}
それぞれの費用は若干アップしますが、1kwあたりの価格は約1万円ほど安くなりました。5.5kwと6.1KWどちらにしようかちょっと悩んでしまいますね。
ちなみに基礎工事の費用を見積もってもらいましたが、63万円かかるそうです。
総額にすると400万円を軽く超えてしまいます。
コストパフォーマンスに優れていると評判のシャープで400万越えなので、京セラだとちょっと厳しいかもしれませんね。
今回の値下げ交渉の結果、1つ前の型になるND-153であれば、上記のように約65万円/kwまで安くなりました。
各代理店によって、その見積もり価格には差がでるのは当然ですが、第1回目の見積もりからすると、5万円/kw、金額にすると30万円程度安くなっています。
本気で太陽光発電の導入を考えてるという事が代理店に伝わったことで、値引き交渉に応じてくれるという部分もあると思いますが、「相見積り」と「相場価格を知る」という事も重要だと見積もりと値引き交渉をしていく中で感じました。
代理店も商売なので、なるべく利益を上げたいわけですから、交渉してこないお客さんには標準的な見積もり価格で進める可能性が高いです。
太陽光発電についてしっかり勉強しておき、さらに値引き交渉と相見積りを行うことで、減価償却期間を短くできるようになるかもしれません。
最後に...
シャープの見積もりは今回で終わりではなく、さらにもう1度価格交渉を行っています。その内容はまた次回にでも紹介します。
※注意点
今回紹介した見積もり価格は2009年8月時点の価格です。現在ではもう少し安くなっている可能性が高いので参考程度としてください。